最初に身につけて欲しいこと
- 切削油の作成と追加
- キリコの清掃と片付け
切削油の作成と追加
・切削油の種類
乳白色の切削油が使われている場合、
水溶性切削油でエマルション(エマルジョン)という種類です。

もっとも主流な切削油だと考えられます。
切削油はざっくり3種類に分けられますが、
他はおいおい勉強していきましょう。
・切削油の作り方

原液を準備

空の容器を準備

水をあらかじめ容器に入れておきます。
※後から水を入れると上手く混ざりません。
水を入れた容器の中に切削油の原液を入れつつ、
棒などを使って混ぜます。

濃度計を利用しながら適正な濃度の切削油を作ってください。
[濃度計]

青色の部分に作成した水溶性油を垂らして
付け根のレンズ部から覗き込むことでBrix%を確認できます。
濃度 = Brix% × 換算率
※切削油は固有の換算率を有しているため確認。
濃度確認(例:Brix3%程度)

例1)換算率1.00の場合
3 × 1.00 = 3.00
濃度3.0%となります。
例2)換算率1.40の場合
3 × 1.40 = 4.20
濃度4.2%となります。
完成した水溶性油

これを機械に流し込みます。
本来の切削油の必要濃度が10%などの場合でも
機内の切削油濃度を一定に保つため、
追加の切削油は濃度を薄めに作って入れること基本になります。
なぜかというと加工中に切削油を潤滑&冷却目的でかけるため水分が蒸発していき、
蒸発しにくい油ばかりが残って切削油の濃度が上がっていく現象が起こるためです。
最終的な機械タンク内の切削油濃度を確認することが大切です。
適正濃度は各油の種類毎に違うためあらかじめご確認ください。
濃度確認(例:Brix11%程度)

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Brix%の読み取りを機械側でやってくれるタイプも存在します。
・切削油の入れる量

多くの場合、
工作機械背面の下部に切削油の量を確認できるメーターが付いています。

白い部分が切削油の入っている高さです。
LからHの間になるように切削油を管理していきます。
今は減ってきている状態なので切削油を追加していきます。

機械毎に違いますが、
切削油を追加できる場所に切削油を流し込みます。
(上記の機械ではキリコバケットに流し込みます)

切削油の追加後、
メーターの高さが上がっていることを確認します。
[不適切な例]


工作機械の切削油が少ない状態を放置し続けると
最終的には火災や事故につながるため注意が必要です。
キリコの清掃と片付け
キリコの清掃
加工の際にでた、
削りカスであるキリコを片付けます。
キリコは分別して業者に回収を頼むとお金になります。
このことから加工後、
材料の変更時に掃除を行うことが大切です。
素手で掃除を行うとキリコが刺さって怪我をすることもあるため
適切な掃除が必要です。

基本的には小箒などを利用してキリコを集めます。
手袋等をして怪我のないように作業を行ってください。
他にもクーラントをかけて洗い流すなど 別の清掃方法もあります。
キリコの片付け
工場内の所定の場所に種類毎に分けて廃棄します。

キリコバケットからキリコを回収します。
(機械毎に仕組みが違う場合があるため上司に確認してください。)

専用のスコップ等を利用してバケットに移動します。
機械によっては直接バケットで受けるものも存在します。

これをキリコの種類ごとに分別して捨てます。

各種キリコがキチンと種別されていて良好な状態です。

キリコ入れのすり切り一杯から出てしまうほど
詰め込まないよう事前に対策をしましょう。

会社によってはドラム缶を利用している場合もあります。
取り扱いは同様です。


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