【新入社員必読】現場に出る前に知っておくべき安全教育

入門 Lv.0
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機械加工の現場では、「慣れ」と「油断」が命取りになります。
あなた自身を守るため、そして周りの仲間を守るために、
現場に立つ前に必ず知っておくべき安全の基本をまとめました。

服装は「命を守る装備」

帽子・作業服・安全靴──
これらは単なる制服ではありません。あなたの身体を危険から守る、命のための装備です。

帽子

髪の毛は基本短い方がよいです。
髪の毛の巻き込み事故は、一瞬で起こります。
長い髪は必ずまとめ、帽子の中にしまいましょう。
ボール盤などで巻き込まれます。

作業服

裾が絞られていない作業服、出たままのTシャツ、垂れ下がったアクセサリー
すべて機械に巻き込まれるリスクを高めます。
小さな油断が大怪我に直結することを忘れずに。

安全靴

重い材料が落下したとき、普通の靴では骨折することも。
安全靴は、現場で足を守る最後の砦です。

保護具は「万が一」に備える最低限の準備

保護メガネ

保護メガネ

キリコ(切粉)や粉塵が目に入ると、最悪失明の危険も。
特に汎用機械を扱う際は必ず着用してください。

粉塵マスク

グラインダー作業や研磨作業では、粉塵が肺に蓄積し、将来深刻な健康被害をもたらします。
粉塵マスクはあなたの未来を守ります。

現場で本当に怖いこと【注意すべきポイント】

キリコの危険性

「ちょっと触るだけ」──その油断が命取り。
キリコには鋭利なものもあり、素手で触れば簡単に指を切断することもあります。
必ず道具を使って処理しましょう。

手袋の危険性

一見安全に見える手袋も、回転する機械の前では逆に危険。
ボール盤や旋盤作業時には絶対に着用してはいけません。
手袋ごと巻き込まれるリスクがあるためです。

油の放置は大事故につながる

床にこぼれた油は、スリップ・転倒事故の原因になります。
「あとで拭こう」は絶対に禁物。見つけたら即対応しましょう。

汎用機にむやみに触らない

「ちょっと動かしてみたい」
そんな好奇心が事故を招きます。
安全確認・手順確認ができるまでは絶対に触らない。

まとめ

安全を守るのは「意識」だけではありません。
正しい服装、正しい知識、そして正しい行動があなたの命を守ります。

一つひとつ、今日から意識して実践しましょう。

コメント

  1. a3 より:

    いつも見させてもらってます。
    マザック使用してるので勉強になります。
    NCコードをCAMソフトから入れるパターンの使い方等知っていたら記事にしてもらえないでしょうか?

  2. SugarBox より:

    コメントありがとうございます。

    おそらく、
    CAMで出力したファイル(Gコードで構成されたEIAファイル)を、
    Mazakの機械に入れて動かす方法を知りたいのだと思うのですが合っているでしょうか?

    この内容でよければ、ある程度解説が可能です。

    よろしくお願いします。

  3. a3 より:

    Gコードであっています。
    うちにあるマザックでは現状マザトロールでしか使っていなくて、今後CAMソフト(たまごWin)からのプログラムでの使用を考えているなか、使用方法がわからず困っていました。

  4. SugarBox より:

    CAM用記事を作成させていただきました。

    また、わからないところ
    知りたい内容等ありましたら
    コメントいただければと思います。

  5. a3 より:

    早速の記事ありがとうございます。参考にさせて頂きます。
    今後の記事も楽しみにしています。

  6. a3 より:

    早速の質問です。
    マザトロールにてスポットの刃先角度140°を使おうとしたときに、プログラムのスポットの粗さの所の角度に140°がないことに気付いたのですが(60.90.118の三種のみ)追加は可能なのでしょうか?

    • SugarBox より:

      私が知っている範囲では、追加はできないと思っています。
      (もしかしたら可能かも)
      私なら90を選択しておいて
      実際の加工サイズは自力で三角関数で計算します。
      よろしくお願いします。

  7. a3 より:

    他の作業者のミス防止に簡単にできたらいいなと思ってましたがやっぱりなさそうですか。ありがとうございます。

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