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「図面を見ても、どこをどう見ればいいのかわからない…」
「この線って何?自分で加工できるイメージが全然湧かない…」

そんな風に、図面を見て頭が真っ白になった経験はありませんか?
この記事では、**“これだけ知っていれば現場で困らない”**という3つの図面の読み方の基礎を、初心者向けにやさしく解説します。
図面の読み方に不安を感じている新人さんは、ぜひ参考にしてください。
📌図面を読むための3つの基礎ポイント
① 第三角法:図面の“見え方のルール”を知る

図面は「正面図」「上面図」「右側面図」など、視点を決めて表現された“投影図”です。
特に日本の図面は「第三角法」が基本なので、視点と図の位置関係を覚えておきましょう。
✅ 正面図(Front View)
✅ 上面図(Top View)
✅ 右側面図(Right Side View)
📘 図の並び:正面図を中心に、上に上面図・右に右側面図というパターンが基本です。
② 寸法公差:数値の“幅”を読み取る
図面に「φ10 ±0.1」や「20.0 +0.2/-0.1」のような表記があれば、それは寸法公差です。
これは、実際に加工してよい“寸法の許容範囲”を示しています。
🔍 ±0.05と±0.2では、加工コストも難易度も大違い!
こうした明記された寸法公差は、読み間違えや見落としがあると重大な不良につながるため、非常に重要です。
③ 一般公差:図面に書かれていない“ルール”

図面上の寸法に公差が明記されていない場合でも、勝手に寸法通りに作ってはいけません。
その場合は、**「一般公差(JISや会社ごとのルール)」**が適用されます。
例えば「±0.5」のような基準が、加工精度や呼び寸法の区分ごとに決められています。
このルールを知らないと、「公差ないと思ったのでキツめに削りました…」という**“あるあるトラブル”**に直結します。
📖 より詳しくは、別記事[図面の公差範囲について]を参照ください。
📚初心者に超おすすめの一冊
『図面の読み方がやさしくわかる本』西村仁 著
図解とイラストが豊富で、「図面って難しい」という気持ちを取り除いてくれる一冊です。
現場に入ったばかりの方にもピッタリです。
💬まとめ:図面は「慣れ」と「相談」で身につける
図面の読み方は、一度で完璧に覚える必要はありません。
困ったら先輩や書籍を頼って、一つずつ理解していけば大丈夫です。
✅ 第三角法
✅ 寸法公差
✅ 一般公差
この3点をまず押さえておけば、現場での不安もグッと減りますよ!
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