マザトロールのドリル加工で指定するサイクルの内容を説明します。
他にも種類がありますが、次の3つだけ覚えてください。
動作
図の左から→の動きをします。
ドリルサイクル
![](https://29331133.com/wp-content/uploads/2022/02/スクリーンショット-2022-02-18-22.47.05.png)
スタート地点から目的の深さまで一度に穴を開ける動作をします。
深穴サイクル
![](https://29331133.com/wp-content/uploads/2022/02/深穴サイクル.jpg)
スタート地点から目的の深さまで
指定した切込量だけ加工してはスタート地点に戻る
指定した切込量だけ加工してはスタート地点に戻る
を繰り返して穴を開ける動作をします。
高速深穴サイクル
![](https://29331133.com/wp-content/uploads/2022/02/高速深穴サイクル.jpg)
スタート地点から目的の深さまで
指定した切込量だけ加工しては少し上に戻る
指定した切込量だけ加工しては少し上に戻る
を繰り返して穴を開ける動作をします。
プログラム
ドリル部の粗さ下にサイクル内容が表示されます。
ドリルサイクル
![](https://29331133.com/wp-content/uploads/2022/02/ドリル.jpg)
ドリルと表示されます。
深穴サイクル
![](https://29331133.com/wp-content/uploads/2022/02/深穴.jpg)
深穴と表示されます。
高速深穴サイクル
![](https://29331133.com/wp-content/uploads/2022/02/高速.jpg)
高速と表示されます。
各サイクルの特徴
ドリルサイクル
リスクが高く上級者向け
・メリット
加工時間が短い
・デメリット
キリコが絡まりやすく負荷が高い
ドリルの先端に切削油がかからない時間が深くなるほどのびる
深穴サイクル
リスクが低く初心者向き
・メリット
キリコが取れやすい
上昇のたびにドリル先端に切削油がかかる
・デメリット
加工時間が長い
高速深穴サイクル
バランスが良く中級者向き
・メリット
ドリルサイクルと深穴サイクルのイイトコ取り
キリコも取れやすいし加工時間も比較的早い
・デメリット
トラブルが発生したときの原因が追及しにくい
まとめ
初心者には基本的に深穴サイクルを推奨します。
穴数が多い等で加工時間がかかるときは高速深穴サイクルを検討してください。
厳密に言うと減速やR点の説明も必要ですが、
初心者向けのため割愛します。
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