
タップ加工の説明をしていくよ!
このユニットは絶対覚えていってね!

タップってそもそもなんですか?
使うタイミングが知りたいです。

タップはドリルだけでは作れないネジ穴を作ってくれるんだ!
ネジを取り付けたい部品を作成するときに使うユニットだよ!
今回は一番利用頻度が高いスパイラルタップに絞って説明していくよ。
[材料]
縦100mm横100mm高さ50mm(100*100*50)

[加工内容]
材料の中心にネジ穴を開けます。

[プログラム] ※加工条件は無視のこと


タップがドリルの加工穴深さより浅くなってますが、
いいんですか?

むしろ、浅くないと問題なんだ。
基本タップは穴をネジ穴に整形する工具で下に穴を掘る機能がない。
だから、ドリルの穴深さ以上にしてしまうと底突きといって
事故や不良品を作ってしまう原因になるよ!

タップは底面に
刃が付いていない工具のため
底突きは基本❌

ネジ深さとタップの
加工深さが違うのが気になります。

指定ネジの深さより不完全ピッチ分の倍率分だけ
加工深さを深く指定しないといけないんだ。
上の場合、スパイラルタップ 不完全ピッチが2.5として
M6ピッチ1.0 × 不完全ピッチ2.5 = 2.5mm 以上深くするんだ。

先端に完全なネジが切れない部分が存在する
(2.5ピッチ程度 ※工具カタログやホームページ参照)
※要確認:パラメータの設定により、タップが深く加工される場合があります。
[ヘルプ]

[経路チェック]

[使用工具]
- スポットφ10
- ドリルφ5.0
- タップ M6
- タッチセンサーφ5




[ワーク固定]
バイスに正直台2枚を敷き、下30mmを掴み固定します。



[基本座標] 取得位置

・タップの加工深さは増やす ※使用タップの不完全ピッチ×タップピッチ 以上
・深さは ドリル > タップ
を守ること!

上ではドリルφ5.0を使ってますが、
ドリルの工具径って違ってもいいんですか?

基本変えない方が無難だね。
下穴表と言って使用するタップに対しての穴サイズが決められているよ!

細かく見たい場合は工具カタログやホームページなどに乗っているから確認してね。
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